自律神経失調症とは
自律神経失調症とは、自律神経のバランスが乱れることによって身体の調整がうまくできずに、様々な症状が現れる状態のことを指します。ですから病名ではありません。また症状はあるのに血液検査や画像による検査で異常が見つからないのが特徴です。
そもそも自律神経とは?
皆さんは自律神経ってどんな神経かご存知ですか?「言葉は知っているけれど、具体的にはよくわからない」という人も多いのではないでしょうか?
例えば内臓の働きや呼吸、体温や血圧などは無意識にコントロールされていますよね。胃腸を動かそう、血圧を調節しようと思って日々生活している人はいないと思います。
このような生きていくうえで欠かせない働きを、自動的に調整してくれているのが自律神経になります。
自律神経には正反対の働きをする交感神経と副交感神経という2種類の神経があり、この2つの神経がシーソーのようにバランスよく働くことで私達の健康状態は保たれているのです。
しかし、何らかのきっかけで2つの神経のバランスが崩れて、どちらか片方が上がりっぱなしだったり、上がったり下がったりの切り替えが頻繁に起こりすぎてリズムが乱れてしまっている状態、これが自律神経失調症になります。
自律神経失調症で現れる症状は?
自律神経は身体の色々な働きに関係していますので、自律神経の乱れが原因で起こる症状は多岐に渡ります。また症状の出方は人によって様々で、1つの症状の場合もあれば複数の症状が同時に現れるケースもあります。
当院が考える自律神経失調症の原因
西洋医学の考えでは、自律神経失調症の原因を精神的ストレスに限定して説明されるケースが多いようですが、自律神経失調症につながるストレスはそれだけではありません。当院では、以下に挙げる4つのストレスが、自律神経失調症に大きく関わっていると考えています。
自律神経失調症を引き起こす4つのストレスとは?
精神的ストレス
一般的にストレスと言えば、この精神的ストレスを指すことが多いと思います。例えば、家族や友人、職場、学校などでの人間関係や仕事・家事などで経験する精神的に「嫌だ」「しんどい」「つらい」って思う様なことは精神的なストレスになります。
構造的ストレス(身体からのストレス)
日常の不良姿勢は身体を歪ませます。身体の歪みや痛みなどが構造的ストレスにあたります。特に首の歪みは自律神経をコントロールしている脳幹への影響が大きく、また頭部への血流も悪くなり自律神経を狂わせる原因になります。また姿勢が悪いと、呼吸が浅くなって脳が酸欠気味になり精神活動を低下させたり、痛みやこり発生させストレスを助長します。
化学的ストレス
毎日の偏った食事でビタミンやミネラルが不足したり、添加物や農薬などの化学物質・砂糖やカフェインの摂り過ぎなど、必要な栄養素の不足や身体に有害なものの過剰摂取は、神経伝達機能など、身体の正常な働きを妨げます。これが化学的ストレスです。
温度・湿度によるストレス
季節や朝晩の寒暖差などの温度や気圧、湿度の変化もストレスの一つになります。季節の変わり目に体調を崩される方が多いのも温度や湿度が影響しています。また、体温も症状を悪化させる原因になるので、身体を冷やさない対策にも注意が必要です。
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