4つのストレス

手で4の数字を示す女性の写真

西洋医学の考えでは、自律神経失調症の原因を精神的ストレスに限定して説明されるケースが多いようですが、自律神経失調症につながるストレスはそれだけではありません。当院では、以下に挙げる4つのストレスが、自律神経失調症に大きく関わっていると考えています。

精神的ストレス

会社でいじめにあう男性のイラスト

一般的にストレスと言えば、この精神的ストレスを指すことが多いと思います。例えば、家族や友人、職場、学校などでの人間関係や仕事・家事などで経験する精神的に「嫌だ」「しんどい」「つらい」って思う様なことは精神的なストレスになります。

構造的ストレス(身体からのストレス)

スマホで猫背になっている男性のイラスト

身体の歪みや痛みなどが構造的ストレスにあたります。日常の不良姿勢は身体を歪ませます。特に首の歪みは自律神経をコントロールしている脳幹への影響が大きく、また頭部への血流も悪くなり自律神経を狂わせる原因になります。また姿勢が悪いと、呼吸が浅くなって脳が酸欠気味になり精神活動を低下させたり、痛みやこり発生させストレスを助長します。

化学的ストレス

添加物の多い食事のイラスト

毎日の偏った食事でビタミンやミネラルが不足したり、添加物や農薬などの化学物質・砂糖やカフェインの摂り過ぎなど、必要な栄養素の不足や身体に有害なものの過剰摂取は、神経伝達機能など、身体の正常な働きを妨げます。これが化学的ストレスです。

温度・湿度によるストレス

悪天候で体調が悪い女性のイラスト

季節や朝晩の寒暖差などの温度や気圧、湿度の変化もストレスの一つになります。季節の変わり目に体調を崩される方が多いのも温度や湿度が影響しています。また、体温も症状を悪化させる原因になるので、身体を冷やさない対策にも注意が必要です。

4つのストレスとストレスの器

4つのストレスの器

ストレスの器の図をご覧下さい。例えばこの器の容量が10だとして、容量を超えると自律神経失調症になるとしましょう。

まず日々の不良姿勢や悪い癖などから、構造的ストレス(身体のゆがみ等)が4あったとします。次に偏った食事や添加物・糖質の過剰摂取、ミネラル不足などが原因で化学的ストレスが3加わりました。そして、さらに寒暖差や冷えなどが原因でのストレスが2溜まったとします。そうするとこの段階ですべてのストレスの合計は9になります。

そこにほんの些細な人間関係のトラブルが起こって、2の精神的ストレスがかかった場合、ストレスの総数は、器の容量である10を超え11になってしまいます。

当院では、このように4つのストレスが溜まって、その人の許容範囲を超えてしまった時に自律神経失調症になると考えています。

このケースだと、発症の引き金となったのは、ほんの些細な2程度の精神的ストレスです。周囲の人から見れば「精神的に弱い」「あの程度で」などと理解されないかもしれません。

しかし、その背景には身体の歪みや食事、気候などから受けるストレスの蓄積があります。そのために、通常では耐えられるような小さなトラブルでも自律神経失調症を引き起こすきっかけになってしまうのです。